最近、どんな子供だったか?って聞かれることがあって

振り返ってみる、
いや、振り返るまでもなく


それについては、時々考えてる

子供時代の話を始めると
愚痴に発展しそうで、話をごまかしてしまう。

少し前から、
友達関係を切ったり遠ざけたりしてる

今までの私の友人関係って
私も含めて、子供時代の苦しかった話や
親の事とか、周りの人間関係の事とか
愚痴と悪口のオンパレードだった。

もうそういう話はやめたかった。
そして、新しい人間関係の中に入りたかった


さて、そして、私は今から少しずつ
自分の子供時代からこれまでの話をしていくことにした。

人から、どんな子供だったのかを聞かれたときに
愚痴に発展しないで、話が出来るようにするには
どんな話からすすめていけばいいのか、その練習も兼ねて


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私は、田舎の農家の次女として生まれた。
4つ年上の姉、私、そして2つ年下の弟の3人兄弟。
両親と祖父、祖母の7人家族だった。

小中学校の頃の私は、
おちゃらけて皆を笑わせるのが好きな活発な子だった。
よく言えば明るい、悪く言えば落ち着きがない。
もっと悪く言えば、情緒が乱れているほどの馬鹿っぷりだった。

ところが、自分では自覚していなかったけど
自宅では、超まじめで学校にいるときとは別人だったらしい。
友達が言えに遊びに来た翌日、
私は二重人格というあだ名がついた。
家にいるときって、すごく真面目なんだってね、
て皆に言われた。

両親はとても厳しかった。
アニメもドラマも見れないのが多かったから
皆の話題について行けなくて、
両親がいないときに、こっそり見たりして情報を得ていた。

友達についても、どこの誰で両親がどういう人で
というのを調べて、親に問題がると
その子とはつきあってはいけないと言われた。
親に問題、といっても、それは私の両親から見ての問題。

厳しい両親に対して、姉はすごく反抗的で
茶碗を投げて割ったり、玄関から家の中に靴を投げたり
戸を閉めるとき、
壊れるのではないかというほどの勢いで閉めたり、

そんな姉を、母親はいつも泣きわめきながら嘆いていた。
そして、私にたいして、
あんたはいい子だからお姉ちゃんみたいにはならないでちょうだい。
と、鳴き声で訴えるのだった。
私は、反抗的な姉を、なぜあんな態度をとるのか不思議だった。
親の言うことを聞いていることが安全で正しいと思っていた。
弟は農家の跡取りとして、かわいがられていたが
それも度を超えていた。
超がつく程甘やかされていた。

親の話す話題は、人の悪口と愚痴と不安ばかりだった。
きょうだい同志はけんかばかり、
母親のヒステリックな声と、家族それぞれの怒号が飛び交う
落ち着きのない家庭だった。

ところが、一歩外に出ると態度が変わり
世間的には落ち着いてちゃんとした両親だと思われていた。
外からは、とてもいい家庭に見えてるように振る舞っていた。